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プロモデットの歴史
HISAO KOMINE 小峰 久雄
プロモデット創業者。福島県出身。
L型エンジン全盛時代、ショップに属さず独自に車をチューニングしレースに参戦する「プライベーター」としてドラッグレースを中心に活躍。
名だたるチューニングショップが凌ぎをけずる中、トライ&エラーを繰り返し、数々の記録を打ち立てる。
1995年にプロモデット コミネエンジニアリングを設立し、徐々にL型エンジンからポルシェチューニングへシフト。
1997年には、矢田部最高速トライアルにて当時の世界最速記録となる340km/h を記録。現在もその可能性を追求し続ける、ポルシェチューニングの第一人者。

HISTORY ポルシェ911とPROMODET
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911Fシリーズが登場
ポルシェ356の後継車として誕生した911初代モデル。エンジンは2リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。シンプルでありながらエレガントなデザインは、スポーツカーの新たな礎を築いたモデルである。
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911Sタルガ 911Sがデビュー
ポルシェの代名詞 フックス製アロイホイール
この年にデビューしたSモデルは、911の代名詞とも言える5本スポークのフックス製アロイ(アルミ合金)ホイールを装着した最初のモデル。
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4気筒モデル 911T(Tは「ツーリング」を意味する)誕生
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排気量・ホイールベースを拡大
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911E 911S 911Tの排気量が2.4Lへ
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911RS(通称:ナナサンカレラ)誕生
911で最初の「カレラ」
911カレラRSは2.7L210馬力のエンジンを搭載した。スペイン語で「レース」を意味する「カレラ」のネーミングがされた最初のモデルである。「ダックテール」と呼ばれるリアスポイラーが特徴的なモデル。
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911G シリーズが登場
北米の衝突安全基準をクリアするため、大型のバンパーを装着した2.7リッターモデルが誕生した。ナローとの対比で「ビッグバンパー」と呼ばれるGシリーズは911、911S、911カレラがラインナップされた。
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シリーズ初の 911 turbo 発売
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「プライベートパワー」 結成
プロモデットの前身 「プライベートパワー」が始動
L型エンジン全盛時代、プロのチューナーに負けないマシンを作ろうと意気投合した、小峰久雄(左)、細田修吾(右)の2人はお互いの長所を生かしてエンジンを組み、ドラッグレースに挑戦していく。
やがて集まるようになった仲間たちと共に「PRIVATE POWER」を結成。
(当時、ワークスチームやショップに属さずにチューニング・レースに参戦する人々を「プライベートチューナー」と呼んでいた)3.0Lスーパーカレラ(SC)に再編
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第3回 CAR BOY ゼロヨンにて準優勝
- スカイライン2000GT(L2.8改 3.0L)
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0-400 準優勝 13 秒 30
L2.8をストロークアップし3.0L化。高回転域まで一気に跳ね上がるエンジンにダンロップのゼロヨンスリックをあわせた。小峰氏自らハンドルを握り、準優勝を勝ち取った。
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911SC から再び 911Carrera へ
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北海道アシリベツゼロヨンにて優勝
- プライベートパワー311サニー(L2.8改 3.1L ツインターボ)
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0-400 優勝 9 秒 859
トラブルやクジ運の悪さなどが重なり、本来の力を発揮できない時期が続いていた中で、北海道・アシリベツのゼロヨンへ遠征し、本領を見せつけた。ここで勝ち取った賞金100万円を元手に道具を買い揃え、プライベートパワーは徐々にショップのような存在になっていく。
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Type964 が登場
初の四駆モデル カレラ4がデビュー
85%のパーツが新たに設計された新世代モデルType964の販売を開始。シリーズ初のAWDシステムを搭載したカレラ4は、3.6Lエンジン搭載で最高出力は250馬力に及んだ。新設計のサスペンション・ブレーキシステムを導入し、ABSやパワーステアリングも搭載し911の近代化が進んだ世代。
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富士スピードウェイ RRCドラッグレースにて9秒台
- プライベートパワー CastrolドラッグZ(RB26DETT改)
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0-400 準優勝 9 秒 77
真夏の富士で開催されたRRCドラッグレースにて、RB26ツインターボを載せたS130Zが9秒台をマーク。有名チューニングショップが凌ぎを削る中、圧倒的な存在感を見せつけた。
964Carrera 2 発売
伝統の後輪駆動モデル、カレラ2がデビュー。初代ティプトロニック(オートマチックトランスミッション)も搭載され、911が一気に身近になったのもこのモデルから。純粋なRRの911として多くのファンに愛される一台。
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964turbo2(3.3L) 発売
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964 RS・turboS 発売
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964 turbo3.6 発売
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Type993 が登場
最後の空冷モデルとなる993は、足回りの衝撃をより滑らかに吸収する「マルチリンク式リアサスペンション」や、6速ミッションを搭載し走行性能は飛躍的な進化を遂げる。走りの993という地位を確立するとともに、その快適性からファッション志向のユーザーの心もしっかりと掴んだモデルである。
993Carrera・Carrera 4 発売
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PROMODET KOMINE ENGINEERING を設立
PROMODET KOMINE ENGINEERINGを設立。ドラッグレース、矢田部最高速、JGTCレースへの本格参戦に乗り出す。写真は数々の記録を打ち立てた1973年ナローTベースの看板車「カメ1号」。
オートワークス社主催 最高速トライアル@矢田部
- 野尻プロモデットS30Z(L2.8改 3.1L )
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最高速 276.74 km/h 11年ぶりのメカチューン最速を更新
- 佐藤アプローバル・プロモデットポルシェ
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最高速 309.65 km/h ポルシェ 国内最高速を樹立
- 野尻プロモデットS30Z(L2.8改 3.1L )
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最高速 321.51 km/h 最高速をマーク
当時、小峰久雄の名はL型のメカチューンでその知名度は全国区になっていたが、95年2月12日 矢田部においてプロモデットチューンの実力を証明するある事件が起こる。当日持ち込んだ3台全てが記録を独占したのだ。
993turbo・993RS(欧州限定)・993RS Clubsport 発売
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オートワークス社主催 最高速トライアル@矢田部
- 佐藤アプローバル・プロモデットポルシェ
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0-1000m 20 秒 405 ゼロセン 最速記録をマーク
6月23日 矢田部にて、前年の大記録樹立からほどなく、佐藤アプローバル・プロモデットポルシェが0-1000m最速記録をマーク。
993Targa・Carrera S/4S 発売
Type993 後期型へ以降
後期型では、可変吸気システムの「ヴァリオラム」(写真右)を搭載。また、電子制御も強化され、実用性・信頼性ともに大幅に向上した。40年の時を経て、空冷911の完成形といえるモデル。
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オートワークス社主催 最高速トライアル@矢田部
- 棚沢プロモデット964ポルシェターボ
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最高速 340.44 km/h
1997年1月25日 ロードゴーイングカー世界新記録を樹立
棚沢プロモデット964ポルシェターボが、本国ドイツのRUFが誇る記録を破り、ロードゴーイングカー世界最速記録を樹立した。3.3Lエンジンに、ふんだんに盛り込まれたプロモデットオリジナルパーツ、MoTeCフルコンピューター制御により、最大パワー761PS、最大トルク95kg-mを発生するモンスターマシンが世界一の速さを見せつけた。
- 佐藤アプローバル・プロモデット964ポルシェターボ
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LAP 1 332.19 km/h LAP 2 330.36 km/h LAP 3 321.34 km/h
200マイルオーバーで矢田部を 3周し驚異的な耐久性を見せつけた。
プロモデットとして初のGT選手権へ参戦
1997年8月9・10日 富士スピードウェイ
Shimizu Dental Enterprise Porsche993 RSR TurboGT選手権を戦うエンジン製作を依頼されたプロモデット。GT選手権特有のリストリクター(吸気制限)がある中で、ブースト1kg/㎤、6500回転で380馬力のエンジンのリクエストを受けた小峰氏は、最高速仕様の大型タービンT88 34Dをチョイス。ストレートでは圧巻のスピードを披露し、ワークスチューンに負けないポテンシャルを見せつけた。
993Turbo S発売
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Type996 が登場
ポルシェ911の歴史上、実質的なフルモデルチェンジとなった第5世代、996。リアエンジン、水平対応6気筒ユニットは変わらないが、このモデルから水冷エンジンが搭載された。Type996からサーキット・競技用モデルとして自然吸気エンジンを搭載した「GT3」の販売が開始される。
996 Carrera・ Carrera 4 発売
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オレンジに塗装されたナローポルシェ「カメ」誕生
1973年式911Tに小峰氏によるフルチューンエンジンが載せられたこの車こそが、数多くの記録を残した伝説の看板車「カメ」である。サーキット仕様の3.6LのエンジンはNA・キャブ仕様で10,000回転まで回るエンジンであり、なんと340馬力を叩き出した。この車でレースを戦いながら、さまざまな仕様をテストしデータを蓄積することで、一般車両のメンテナンスやチューニングにフィードバックする、という小峰氏の狙いもあった。まさにプロモデットの走る実験室とも言える車だ。
カメ1号 AWドラッグレースに出場
- PROMODET 小峰911T
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0-400 11 秒 674
10月17日。オートワークス社主催 DRAG RACE in 仙台 にてカメ1号が 0-400 11秒674をマーク。ドラッグレースでRRは不利と言われる中、ポルシェの速さを見せつけた。
ポルシェチャレンジカップ@富士 優勝
- プロモデット坂本RSR
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予選 1 分 38 秒 決勝レース 1 位
11月6日 。富士スピードウェイ。ル・マン富士1000kmの前座レースとして開催されたポルシェチャレンジカップは多くの観衆が見守る中、ドライコンディションでスタートした。いよいよType996も参戦となったこのレースで、坂本文人ドライバーが操る993RSRは予選3位、決勝では接戦の末に優勝に輝いた。
996 GT3 Mk1 発売
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ポルシェチャレンジカップ@富士 NA最上位
- プロモデット坂本RSR
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予選 1 分 37 秒 936 決勝レース 3 位
6月4日 。富士スピードウェイ。昨年のチャレンジカップで優勝を勝ち取ったプロモデット坂本RSRが粘りの走りを見せ3位表彰台を獲得。NAエンジン搭載車として最上位のフィニッシュとなった。
ポルシェチャレンジカップ@富士 クラス優勝
- プロモデットナローポルシェ911
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ベストタイム 1 分 40 秒 359 決勝レース 1 位(総合8位)
9月3日。晴わたる富士で開催されたポルシェチャレンジカップ第3戦。予選・決勝ともにクラス優勝を果たし、鮮やかなオレンジに塗装されたナローポルシェの存在を全国に知らしめるレースとなった。
ポルシェチャレンジカップ@筑波 カメ1号が優勝
- プロモデットナローポルシェ911
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ベストタイム 1 分 02 秒 589 決勝レース 1 位
9月30日 。筑波サーキットにて開催されたポルシェチャレンジカップにて、吉田 泉氏ドライブのプロモデット911がSuperCUPにて見事優勝。3.8Lユニットを搭載した「カメ1号」をGT3が追う展開となったが、吉田選手が逃げ切った。
筑波スーパーラップ 1分0秒台を記録
- プロモデットナローポルシェ911
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ベストタイム 1 分 00 秒 323 決勝レース リタイア(バッテリートラブル)
11月19日 。東プロ30周年記念レース筑波「筑波スーパーラップ」にて、「カメ1号」の筑波ベストタイムを記録する。決勝レースはバッテリートラブルによりリタイアだったが、1分0秒台のタイムはナロータイプのポルシェとしては国内最速である。
996 turbo 発売
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996 Targa・ GT2 発売
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996 Carrera 4S 発売 この年から後期型へ移行
Type996の前期型は、水冷フラットシックス3.4Lエンジンを搭載していたが、2002年からの後期型はでは3.6Lに。ボクスターと共用だったヘッドライトのデザインも一新された。
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996 GT3 Mk2・996 GT3 RS 発売
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第33回インターナショナルポッカ1000km 第4位
- PROMODET JUジャナイト ポルシェ993
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周回数 126 周 合計タイム 6:10:56:100 順位 4 位
2004年8月21・22日に鈴鹿サーキットで開催された、インターナショナルレース「ポッカ1000km」にドライバー 組田龍司、清水隆広、吉田泉が挑んだ。993カレラに915ミッションを搭載し、軽量化を追求したマシンが速さ見せ見事4位フィニッシュとなった。
Type997 が登場
クラシック911からの伝統的デザインだった丸目ライトが復活したType997。先代の996よりもメカニカルトラブルが減り、安心して乗れる信頼性の高さが評価された一台。Carreraをはじめ、4S、Targa、Turbo、GT3、GTSなど多彩なバリエーションがラインナップされた。
997 Carrera / S 発売
PORSCHE SUPER CUP 総合 9 位
- PROMODET JUジャナイト ポルシェ993
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周回数 12 周 合計タイム 26:08:421 総合順位 9 位
2004年10月11日(体育の日)に開催される恒例イベント「ジャパン・ポルシェデイ」のメインレース「Super CUP」。同年4月ポッカ1000kmで活躍した JUジャナイトポルシェ993が出走、ハーフウェットコンディションの中、総合9位を獲得。このレースを制したのは、プロモデットエンジンを搭載し、中井 啓氏が駆る RAUH Welt プロモデット930だった。
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997 Carrera 4 / 4S 発売
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997 Targa 4/4S・turbo・GT3/GT3RS 発売
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997 GT2 発売
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PROMODET 新社屋 竣工
埼玉県越谷市川柳町に新社屋を竣工。リフト3台、各種工作機器、板金・塗装設備を備え、サーキット走行から日常ドライブまでポルシェの幅広いサポートが可能となった。
997.2(後期型)Carrera/S 発売
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997.2(後期型)Carrera 4/4S・Targa 4/4S・turbo・GT3 発売
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997.2(後期型)turbo S・GT3 RS・GT2 RS Carrera GTS/4GTS・911 Speedster 発売
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Type991が登場
Type997よりも100mm延びたホイールベース、新設計の軽量シャシー、電動ステアリングの導入など、大きな進化を遂げたType991がデビュー。2015年から生産された後期型では全グレードにツインターボを搭載し、走行性能と燃費・環境性能を持ち合わせた現代のスポーツカーへ飛躍したモデル。
991 Carrera/S 発売
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991 Carrera 4/4S 発売
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991 turbo / turbo S・GT3 発売
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991 Targa 4/4S 発売
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991.2(後期型)Carrera/S 発売
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991.2(後期型)Targa 4/4S/GTS・turbo / turbo S 発売
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991 Carrera GTS・991.2(後期型) GT3 発売
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991 GT2 RS・991.2(後期型) GT3 RS 発売
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991 Speedster 発売
Type992 が登場
これまでのモデルでは、カレラS、4Sなどだけがワイドボディを採用していたが、992では全モデルでワイドフェンダーを採用。リアホイールハウジングが張り出したボディラインは力強く、911らしさを感じるスタイリング。電子制御と先進運転支援機能も搭載され、「革新と熟成の融合」と称されるモデル。
992 Carrera/S・Carrera 4/4Sr 発売
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992 Targa 4/4S・turbo / turbo S 発売
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992 Carrera GTS/4 GTS・GT3 発売
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992 Sport Classic・GT3 RS 発売
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「カメ1号」レストアプロジェクト始動
あの伝説の看板車「カメ1号」が蘇る。
1999年から2000年に多くの記録を打ち立てた、73年式911Tベースの「カメ1号」のレストアプロジェクトが始動。ボディカラーはオレンジからブルーに。25年の時を経て再びレーシングカーとして走り出す日が迫っています。
992 S/T・Dakar 発売