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テクニカル・インフォメーション

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さらに最悪なケースとして、シリンダー自体が割れてしまう場合があります。
シリンダーが割れると当然ながら、冷却水とエンジンオイルが混ざるので、 エンジン内部はかなり悲惨な状態になってしまいます。
まずは、シリンダーブロックの状態をご覧ください。 完全にシリンダーが冷却水ジャケットまで割れてしまっています。 この状態になると一般的にはシリンダーブロックごと交換（ショートブロックASSY）となるケースが多い様です。
この状態になると、エンジン内部はこんな感じになります。（オイルパン内部）



ヘッド内のカムシャフト周辺はこんな感じです。



オイルにクーラントが混入し、コーヒー牛乳色になっていて、かなり悲惨な状態です。



排気パイプ内にも冷却水が回ってました。
燃焼室から回ってきたものと思われ、こうなると悲惨です。
このシリンダーブロックも、かなり期間がかかりましたが、割れたシリンダーブロック本体を修復して再度エンジンを組み上げ、 オーナー様が自走で関西まで元気に走ってお帰りになっています。
中古車などを購入する前に、保証内容や車両の状態を良く確認されてから購入される事をお薦め致します。

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