TECHNICAL INFORMATION
テクニカル・インフォメーション
ポルシェ996,997エンジン異音②
ポルシェの996~997前期、986、987で頻発しているエンジン異音(タンタン音)について
次の事象は、オイル消費が多い、エンジンから回転数に比例して音がしている様な場合です。
オイル消費が多い場合は、オイル漏れなども原因として挙げられますので、
まずはオイル漏れが無い事を確認してください。
オイル量についても、オイルレベルセンサー等の不具合も考えられるので、電装系の不具合は無い事が前提です。
オイル漏れがそれほど多くないにも関わらず、実際のオイル量の減りが多いもしくは、 エンジンからの異音が確認できる場合は、まず、エンジンのシリンダー内部をスコープ等で確認する事が一番早いです。
まずは、プラグを外してみましょう。

これは、同じ車両の5番プラグです。かなり煤がついている(センターの白いガイシ部も)のが確認できます。
別件ですが、プラグホール部分のオイル漏れもかなりの頻度で発生します。 プラグホール部のOリングとパイプからのオイル漏れを発見したら、 部品価格も比較的安価なので、全て交換した方が良いでしょう。
さて、次は燃焼室内をスコープで確認してみましょう。

最近のスコープカメラは、照明もついていて、安価なものでもかなり鮮明に映ります。 この画像は、お客様からのご相談でお送りいただいたものですが、 シリンダー内面のピストン摺動方向に傷がついているのがはっきりと確認できます。
この傷が確認できた場合は、エンジンブロックはかなりの確率でダメになっているとお考え下さい。
この様な状態になっていても、異音が出ていないケースもあり、 『エンジンも調子が良い』とコメントされるオーナー様もいらっしゃいますが、いずれ音が出始めます。
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オイル量についても、オイルレベルセンサー等の不具合も考えられるので、電装系の不具合は無い事が前提です。
オイル漏れがそれほど多くないにも関わらず、実際のオイル量の減りが多いもしくは、 エンジンからの異音が確認できる場合は、まず、エンジンのシリンダー内部をスコープ等で確認する事が一番早いです。
まずは、プラグを外してみましょう。

これは、同じ車両の5番プラグです。かなり煤がついている(センターの白いガイシ部も)のが確認できます。
別件ですが、プラグホール部分のオイル漏れもかなりの頻度で発生します。 プラグホール部のOリングとパイプからのオイル漏れを発見したら、 部品価格も比較的安価なので、全て交換した方が良いでしょう。
さて、次は燃焼室内をスコープで確認してみましょう。

最近のスコープカメラは、照明もついていて、安価なものでもかなり鮮明に映ります。 この画像は、お客様からのご相談でお送りいただいたものですが、 シリンダー内面のピストン摺動方向に傷がついているのがはっきりと確認できます。
この傷が確認できた場合は、エンジンブロックはかなりの確率でダメになっているとお考え下さい。
この様な状態になっていても、異音が出ていないケースもあり、 『エンジンも調子が良い』とコメントされるオーナー様もいらっしゃいますが、いずれ音が出始めます。